OSGi入門
OSGi入門1 | OSGi入門3

2. OSGi入門2

MANIFEST.MFとは
  • jarコマンドを実行した際、jarファイル内にMETA-INFディレクトリが作られ、
    META-INF配下にMANIFEST.MFファイルが作成されます。
    MANIFEST.MFはテキストファイルであり、作成したjarファイルの情報が
    記述されています。

    例:
    Manifest-Version: 1.0
    Created-By: 1.6.0_04 (Sun Microsystems Inc.)

    また、MANIFEST.MFは自分で作成し、jarファイルへ含むことも可能です。
    より詳しくMANIFEST.MFの記述内容が知りたい方は以下のサイトを参照。

    参考サイト:jarマニフェスト
  
バンドルでのMANIFEST.MFの記述
  • OSGiバンドルのMANIFEST.MFは上記の記述内容とは異なり、バンドル専用の
    記述が必要となります。

    Bundle-Name : バンドル名
    Bundle-Description : バンドルの説明
    Bundle-Vendor : ベンダー名
    Bundle-Version : バージョン
    Bundle-Activator : BundleActivator実装クラス名
    Import-Package : インポートするパッケージ ("," 区切りで複数記述可)
    Export-Package : エクスポートするパッケージ("," 区切りで複数記述可)
    ※上記の項目すべて書く必要はありません。

    例:
    Bundle-Name: Sample
    Bundle-Version: 1.0.0
    Bundle-Activator: sample.Sample
    Import-Package: org.osgi.framework

    Equinoxでバンドルを作成する場合、MANIFEST.MFの大まかな記述は自動的に
    行われるため、自分でMANIFEST.MFを修正すると言ったことはあまり無いかも
    しれません。
  
Equinoxの導入
  • それでは、実際にEquinoxを導入てみましょう。
    Equinoxとは、OSGi仕様が実装されたEclipseのEquinoxフレームワークです。

    Equinoxのダウンロード先:http://www.eclipse.org/downloads/

    上記のダウンロード先から、「Eclipse for RCP/Plugin Developper」を
    ダウンロードし、任意の場所に展開して下さい。

    展開したフォルダにeclipse.exeがあるので、実行して下さい。
    起動出来たらEquinoxの導入は完了です。

    ※Eclipseの実行にはJavaがインストールされている必要があります。
    Javaをインストールしていない方は、Javaをインストールして下さい。


    次回は、バンドルの作成と実行を行います。

    <次回は「OSGi入門3」です。>
  
OSGi入門1 | OSGi入門3