OSGi入門
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4. OSGi入門4

ソースの解説
  • 解説するほどの内容は無いかとは思いますが、一応解説します。
    まず、Eclipseにて作成したSampleプロジェクトを開いてください。
    「src」->「sample」->「Activator.java」があると思います。
    Sampleプロジェクト
    Activator.javaをダブルクリックしてソースを表示して下さい。
    1: package sample;
    2:
    3: import org.osgi.framework.BundleActivator;
    4: import org.osgi.framework.BundleContext;
    5:
    6: public class Activator implements BundleActivator {
    7:
    8: public void start(BundleContext context) throws Exception {
    9: System.out.println("Sample Bundle Start.");
    10: }
    11:
    12: public void stop(BundleContext context) throws Exception {
    13: System.out.println("Sample Bundle Stop.");
    14: }
    15: }
    ※実際はコメントが記載されていると思いますが、省略しています。

    バンドルとして動作させるためには、BundleActivatorというクラスを実装する
    必要があります(6行目)。
    BundleActivatorはインタフェースであり、start()とstop()を実装する必要が
    あります(8,12行目)。

    start()はバンドルが開始された際に呼び出されるメソッドです。
    stop()はバンドルが停止された際に呼び出されるメソッドです。

    start()とstop()の処理としては、標準出力に文字列を表示するという、
    単純な処理となっています。

    start()の処理内容を変更し、色々試してみてください。
  
  
OSGiコマンド
  • OSGiコマンドといっても、コンソール画面で使用できるコマンドのことを指します。
    コマンドで良く使用するのは以下のコマンドとなります。

    start IDまたはシンボル名で指定されたバンドルを起動。
    stop IDまたはシンボル名で指定されたバンドルを停止。
    install URLで指定されたバンドルを追加。
    uninstall IDまたはURLで指定されたバンドルを除去。
    update URLで指定されたバンドルを更新。
    ss 登録されているバンドルのリストを表示。


    Sampleバンドルを実行し、コンソール画面でコマンドを実行してみてください。
    コマンド
    上記のコマンドは一例のため、全コマンドを知りたい方は、コンソールにて
    「help」と入力してみてください。
    英語ですが、使用可能なコマンド一覧と説明が表示されます。


    全4回でOSGiの基礎を学んできましたが、今回で終了となります。
  
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